ユメウツツ

君ありて、幸福

短編

部屋

君と過ごす日々の為に 散らかしたまま、僕を囲んでいた 宝物を片っ端から仕舞い込んだ君の居場所を空ける為に 要るものも要らないものもお構い無しに 片っ端から仕舞い込んだ一つ一つ天秤にかけながら 君と暮らす事より大切なものがあるか 君より価値のある…

二度と会えないということ

「お前は、誰かの死を目の当たりにした事はある?」俯き、サラサラとさした髪で隠れた顔を少し上げて 優しい瞳が問いかける僕はまだ、大切な人を失った事は無い 人の死に触れたことも...「いつか...絶対に来る、その瞬間は 言葉には代え難い だけど、覚えておい…

ユメ

僕はまた、夢を見ていた 君の隣を歩いている幻(ユメ)を 共に生きている理想(ユメ)を僕と同じ道を進んでくれる人など 初めからいなかったというのに永いこと、夢を見ていた目を覚ませば簡単な答えだけが ただ、ポツリと転がっていた僕はずっと独り...自己満足…