僕はまた、夢を見ていた
君の隣を歩いている幻(ユメ)を
共に生きている理想(ユメ)を
僕と同じ道を進んでくれる人など
初めからいなかったというのに
永いこと、夢を見ていた
目を覚ませば簡単な答えだけが
ただ、ポツリと転がっていた
僕はずっと独り...
自己満足と、自己肯定と、自己愛とで構成された毎日
幻と理想の夢を追いかける人生
それで良いと思い込んでは言い聞かせ
今日まで、明日も、生きてゆく
目を閉じて見る夢が真実
目を開いて見る夢が現実
果たして僕は、眠っているのだろうか
それとも、眠っている夢を見ているのだろうか
君は本当に...いないのでしょうか。