ユメウツツ

君ありて、幸福

部屋

君と過ごす日々の為に
散らかしたまま、僕を囲んでいた
宝物を片っ端から仕舞い込んだ

君の居場所を空ける為に
要るものも要らないものもお構い無しに
片っ端から仕舞い込んだ

一つ一つ天秤にかけながら
君と暮らす事より大切なものがあるか
君より価値のあるものがあるかどうか
沢山、考えてみた

でもね、一つも無かったよ
この狭い部屋に散らばった宝物は
どれも君には勝てなかった

捨てるには時間も何も無いから
見えない所に押し込んだ
開かずの間はこうやって完成するのか
なんて、ちょっと笑いながら

テーブルにゴミ箱
二人で半分ずつ使える大きさの箪笥と
椅子を二脚だけ、残しておきました

君と過ごす日々を想いながら